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根管治療の重要性

​10年後以降も歯をまもるための大切な治療

根管治療とは、虫歯で神経が死んでしまって中で細菌が繁殖したり、根の治療後に 再度細菌が繫殖することによって根の先端に膿を持ってしまう病気の治療のことを言います。
根管治療をしないでそのまま虫歯を放置しておくと、歯の根の先端まで炎症が拡大し、膿が拡大してしまうだけでなく痛みが増します。また、その炎症によって顎の骨が溶かされるため、その歯を失ってしまうことにつながるのです。

​根管治療は、10年後以降も自分の歯を守るために、とても大切な治療です。治療には何回も通っていただく必要がありますが、その努力の結果、歯をしっかりと長持ちさせることができます。

​根管治療前

根管治療前
真ん中の3本の歯のように根の先端の骨が溶かされ 黒く映っています。

​根管治療した後

根管治療後
治療後は、根の先の黒い影がなくなっています。

​治療の流れの例

治療の流れ2
①白く映っているのは歯のかぶせ物ですので、これをはずします。さらに下の金属製の土台もはずします。
治療の流れ3
②歯の上部の人工物をすべてはずして、根の先の膿と根の中の 細菌を掻き出し根の中を無菌的にする治療を行います。(上に刺さっているくびれがいくつもある3本の白い棒は、治療途中なので仮歯を支えるための針金の芯棒です)
治療の流れ4
③治療には何度かかかります。
根の中を削り消毒液で消毒し、無菌的になったら真ん中2本ように根の中にガッタパーチャというゴムのような樹脂を詰めます。 (右から2番目の歯は根の治療はせずにファイバーコアという土台だけ入れました)
治療の流れ1
この状態のままほっておくと歯ぐきが急に腫れたり、歯茎から膿が出たり 痛みが出たり、口臭の原因になったりします。以上の症状がある場合には一度歯医者に行くことをお勧めします。
治療の流れ5
④真ん中3本の根を詰めてファイバーコアという土台を入れた状態です
細菌がなくなり炎症がなくなったため体が骨を作っている最中でまだ根の先が少し黒いです。
治療の流れ6
​さらに治療をつづけると、根の先の黒い影がなくなりました。治療から約8年後の状態です。
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