雨の日は歯がずきずきするのはなぜ?
- 徹 原
- 6月3日
- 読了時間: 1分
■ 低気圧が歯に与える影響
低気圧が到来すると、気圧の低下によって体内や歯の中に閉じ込められている空気が膨張します。歯の中には「歯髄腔(しずいくう)」という、神経や血管が通っている空間があります。この歯髄腔内に空気があると、気圧の変化により膨張して神経や血管を圧迫し、痛みが生じることがあるのです。
特に、以下のような歯は気圧の変化に敏感です
虫歯がある歯
歯周病で歯ぐきが弱っている場合
詰め物や被せ物が入っている治療済みの歯
■ 気になる痛みの対処法
このような痛みが出た場合、実はごくわずかな「かみ合わせ」の調整だけで症状が軽減することもあります。
また、繰り返し痛みが出るようであれば、それは歯の中や根の深部に異常があるサインかもしれません。この機会に一度、歯の状態を詳しく確認し、根本的な治療に踏み切るのもおすすめです。
■ まとめ
雨の日の歯の痛みは、「気のせい」ではなく身体が気圧の変化に反応している証拠でもあります。「天気が悪くなると歯が痛む」という症状にお心当たりのある方は、ぜひお気軽にご相談ください。