秋の乾燥にご注意:口腔乾燥症の初期サインと健診のすすめ
秋晴れの気持ちよい季節になりました。一方で、空気が乾燥しやすくなると、お口の乾きが気になる方もいらっしゃいます。今回は、口腔乾燥症(ドライマウス)について、日常で気づきやすい変化と、お口の健康を守るためのポイントをご紹介します。
口腔乾燥症とは?
口腔乾燥症は、唾液の量が少なくなったり、お口の中が乾いていると感じたりする状態です。季節的な乾燥だけでなく、水分不足、服用中のお薬、口呼吸、生活習慣など、さまざまな要因が関係することがあります。
初期に気づきやすいお口の変化
例えば、朝起きたときにお口の中がカラカラに乾いている、舌が乾く、唾液が少なく話しにくい、食べ物を飲み込みにくい、口の中がねばつく、といった変化がみられることがあります。これらは口腔乾燥症の可能性を考えるきっかけになりますが、原因は人によって異なります。気になる状態が続く場合は、自己判断せず歯科医院へご相談ください。
唾液が減ると、むし歯や歯周病にも注意が必要です
唾液には、お口の中を洗い流す自浄作用や、酸を中和する働きなどがあります。唾液が少なくなると、食べかすやプラークが残りやすくなり、むし歯や歯周病のリスクに影響することがあります。特に、以前より歯の表面がざらつく、口臭が気になる、歯ぐきから出血するなどの変化がある場合は、早めの確認が大切です。
40代・50代以降の方は定期健診を
年齢を重ねると、服用するお薬や体調の変化などにより、お口の乾燥を感じる機会が増えることがあります。痛みがなくても、むし歯や歯周病が進んでいる場合がありますので、定期的な歯科健診をおすすめします。健診では、お口の乾燥の状態、歯や歯ぐきの変化、セルフケアの方法などを確認できます。
乾燥が気になるときのセルフケア
こまめに水分をとる、よく噛んで食べる、室内の乾燥を調整する、舌や歯をやさしく清掃するなど、無理のない範囲でお口を清潔に保ちましょう。お薬を自己判断で中止することは避け、乾燥が気になる場合は、かかりつけの医療機関や歯科医院にご相談ください。
秋の健やかな毎日を過ごすためにも、いつもと違うお口の変化をそのままにせず、ぜひ一度、歯科健診をご利用ください。